本事業は、本学の大先輩である高柳健次郎先生(1899〜1990)が、大正15年12月「イ」の字をブラウン管に映し出すことに成功してから平成18年に80周年を迎えた機会に、本学が日本の科学技術の進展に貢献するため、新たな決意を持って邁進することを誓うものです。
高柳健次郎先生は、浜松高等工業学校(静岡大学工学部の前身)の関口壮吉初代校長の薫陶を得て、世界に先駆けてテレビジョンの開発に成功しました。また、見学の理念とした「自由啓発」の下で学んだ多くの卒業生は、技術者として日本の「ものづくり」技術の発展に貢献して参りました。今日の情報社会の基礎となったといっても、過言ではありません。
本事業は、高柳記念未来技術創造館に高柳健次郎先生の偉業および卒業生の功績を顕彰し、学生は「自由啓発」によって培われた歴史と伝統を学び・継承すること、教職員は歴史の原点に戻り、創造的な若者の育成と社会に役立つ革新的な科学技術研究を行うことを目的としております。また、科学技術に対する社会の関心と理解を高めるため、この未来技術創造館を広く公開していくこととしています。
この事業に賛同し、多数の企業、卒業生、個人及び教職員の皆様方からご寄付を賜り誠にありがとうございました。ご協力いただいた皆様に、心からお礼申し上げます。